【スキー】整地の緩斜面でコブ斜面(不整地小回り)の差がつく!ターンのベースから見直す練習方法

桃子今回はコブの基本的な内容だよ
「コブ斜面に入った途端」
「板が言うことを聞かなくなる。」
そんな方は、整地緩斜面でのターンのベースそのものを見直す必要があるかもしれません。
今回はSnova新横浜で行われたSnowHubのレッスン会から、整地の緩斜面でコブ斜面(不整地小回り)のベースを固めるための基本練習をお届けします。
コブのポイントは
「パワーポジション」
「外足9対1荷重」
「斜面に対して垂直に立つ」
という3つの基本姿勢と、それを体に染み込ませるための3つの練習方法です。
コブの悩みは、
「姿勢」と「荷重のかけ方」によるものが多いです。
桃子動画の解説と併せてご確認ください!
【コブの練習方法】基本姿勢1:パワーポジションを作る

コブを滑るときは、整地を滑るときよりも前に体重を乗せておく必要があります。
パワーポジションは「足首→膝→股関節」で作る

目安は、横から見たときに膝がブーツのつま先よりも前に出るくらいの前傾角を作る。


足首だけ深く曲げて膝や股関節がついてこないと、後ろに乗りすぎたり逆に前に突っ込みすぎたりする原因になります。
桃子3つの関節を揃えて曲げることが大切です。
前傾を意識する時の上半身の使い方に注意

胸が前にかぶってしまうと足元が動かせなくなり、視線も下がり、手も下がってきます。
これが後傾に持っていかれる原因になります。
下半身でしっかり圧を入れたら、
胸だけを起こしてあげましょう。
顎ごと視線を上げて、上げた視界の中に両方のストックのグリップが入ってくるくらいが目安です。


- 膝がブーツのつま先より前に出す
- 足首・膝・股関節を同じ角度ずつ曲げる
- 下半身で圧を作ったら胸だけ起こし、視線とグリップを高い位置に
【コブの練習方法】基本姿勢2:外足9対1荷重をマスターする

2つ目のポイントは、外足と内足への荷重の割合です。
コブは外9・内1、つまり
9対1の比率で外足に乗せてあげます。
膝が内側に入ると、結局は内足でバランスを取りやすくなってしまいます。しかも膝は手首などと違い、基本的に1方向にしか動かない関節です。
内側に入れた状態で下から衝撃を受けると、膝を怪我する原因にもなりやすいので注意してください。
目安は、膝の向きと外スキーのトップの向きを揃えることです。トップがまっすぐ前を向いているのに膝だけ内側を向いてしまうと、先ほどのニーインが起きてしまいます。上から下までまっすぐ、ストレートに乗せてあげましょう。
ワタル外足荷重は「乗せよう」と意識しすぎるとかえって膝が内側に入りがちです。膝と外スキーのトップの向きを揃えることだけを意識すると、自然と正しい荷重になりますよ。
【コブの練習方法】基本姿勢3:コブではなく斜面に対して垂直に立つ

3つ目は、コブの凹凸そのものに合わせるのではなく、斜面全体に対して垂直に立つという意識です。
コブには細かい凹凸がありますが、この一つひとつの凹凸に合わせて垂直に立とうとすると、山を越えた瞬間に裏のコブへそのまま持っていかれてしまい、スピードが出過ぎる原因になります。
そうではなく、コブではなく斜面そのものに対して垂直に立つことを意識しましょう。
スキーのコブ練習方法:整地緩斜面でできる3つのドリル
ここからは、整地緩斜面でできる、ターンのベースを見直すための3つの練習ドリルを紹介します。
練習方法1:ハの字で「5対5→9対1」の切り替えを覚える
1つ目は、ハの字(プルーク)の状態で行う荷重切り替えの練習です。
まっすぐハの字で進んでいるときは、左右5対5の荷重です。そこから左に曲がっていくときは、左足に9対1で乗せていきます。
ポイントは、次に右へ曲がる前にもう一度5対5の時間を作ることです。5対5に戻してから、今度は右足で9対1に乗せて右側へ進んでいきます。
いきなり9対1を意識するのではなく、必ず5対5の瞬間を挟んでから切り替える。この順番を守ることで、外足荷重がスムーズに入るようになります。
ワタル5:5の時間を明確に作れる人が少ないです。
(10人に1人くらい?)
練習方法2:直滑降急停止でエッジングを強くする

2つ目は、直角急停止の練習です。
まっすぐ滑ってきて、板を横に向けながら1回のエッジング動作でその場にピタッと完全停止させます。
エッジングの強さの目安になるのが、止まったときに飛ぶ雪しぶきの量と飛ぶ方向です。
フォールライン(斜面の落下方向)に向かって、しっかり雪しぶきが飛んでいるかを確認しましょう。(画像参照)
桃子体が横を向いてしまっている人ほど、雪しぶきが本来の方向に飛んでいない傾向があります。
この練習ができるようになったら、次は斜めの角度でも同じ直滑降急停止を行います。
壁に対して斜めに進んでいき、斜めの角度のまま板を返して停止します。今度は停止したラインが斜めになるので、真横のときのようにはピタッと止まりきりません。

向こう側の壁に向かって進んでいく際、行き先をパンと切り上げるようにして、顔と板の距離を離さないようにしましょう。外足に重さが乗らないまま体だけ先に回ってしまうと、この距離が離れてしまいます。
桃子エッジングを強くする練習は、私自身もレッスン以外で自主練習するくらい大事にしているところです。上達したい方は、レッスンだけでなく普段からたくさん練習してみてください。
ちなみに「ずらし」と「カービング」は、メカニズムの原理としては同じ運動要素です。スピードや斜面状況によって、外足にしっかり重さを乗せられるかどうかが変わるだけで、やっていることは変わりません。
この「ずらす・カービング」に対する反対語が「直角」。だからこそ、ターンの基本の形を作る練習として直角急停止を行っているのです。
- 1発のエッジングでその場に完全停止できるようにする
- 雪しぶきの量・方向でエッジングの強さを確認する
- 斜めの直角停止でも顔と板の距離を離さない
練習3:テールを見てターンを深める

最後は、ターン後半に自分のテール(板の後ろ)を見る練習です。
進んでいって、一方のテールを見る。
逆側に切り替えたら、今度はもう一方のテールを見る。
これを繰り返します。
テールをしっかり見にいくことで、自分の顔よりもスキーのトップが内側に入り込んできます。この状態を作れると、外足に重さを乗せやすくなります。

「外向」という言葉がありますが、外向そのものを最初から取りに行こうとすると、腰だけが開いて腰が外れた姿勢になりやすくなります。
そうではなく、直滑降急停止をベースにしたターンの中で体が少し外を向く。その結果として外向のシルエットが見えてくる、という順番が大切です。
腰が外れると、結局は内足に乗りやすくなってしまいます。しっかり外足で外側にぐっと押し出すことをベースに、ターンを組み立てていきましょう。
これはコブを滑るときも同じ考え方です。
桃子視線は下げたままにせず、ゆくゆくは視線を上げた状態でも、テールが見えている体の向きを作れるようにしていくのが目標です。
まとめ:スキーのコブ練習方法は基本の3点と3つのドリルの繰り返し
コブ滑りの基本は、
パワーポジション
外足9対1
斜面に対して垂直に立つ
という3つの基本をベースに組み立てる必要があります。
桃子いきなり難しいコブに挑む前に、まずは平地やゆるい斜面で今回の内容を試してみよう!





