スキー検定(バッジテスト)1級に合格するまでの完全ロードマップ|4種目で合格点に到達するポイントを紹介

「2級はかんたんに取れたのに…」
「1級からコブあるの!?滑れないよ」
このように壁を感じていませんか?
何度か受けているのに、あと一歩で不合格が続いている方も多いはずです。
実は1級で落ちる人の多くは、ざっくりお伝えすると
「2級よりズレの少ない滑り」でつまずいています。
1級で特に大事なのは
「板全体を使ったズレの少ないターン」
「スピードを維持したままの制御」
などです。
ワタル僕もスキー歴1年目で挑んだ1級検定で、4種目すべて僅差(各-1点)で不合格になった経験があります。逆によくマイナス1で耐えたな…って今になって思いますね笑



不整地(コブ)対策も含めて1級対策ができる!
夏のSnova新横浜でレッスン受付中
スキー検定1級とは?4種目と合格基準
スキー検定1級(スキーバッジテスト1級)とは
SAJ(全日本スキー連盟)の級別バッジテスト1級(スキー検定1級)は、ジャッジ3名(または2名)による採点で
各100点×4種目=400点満点。
280点以上(1種目あたり平均70点)
で合格です。
重要なのは、種目ごとの得点に関係なく合計点で判定されるという点です。
仮に1種目が69点だったとしても、他の種目でカバーできれば合格できます。1つの種目の不出来だけで諦める必要はありません。
また1級を受検するには、あらかじめSAJ2級に合格していることに加え、受検年度内に事前講習(1単位・2時間)を修了している必要があります。



一方で、検定が行われる斜面や検定員体制は開催団体によって変わる場合があるため、受検前に最新の要項を確認しておくと安心です。
スキー検定1級(スキーバッジテスト1級)の4種目
- パラレルターン大回り
(急斜面・ナチュラル) - ベーシックパラレルターン小回り
(急斜面・ナチュラル) - パラレルターン小回り
(中急斜面・不整地を含むナチュラル) - 総合滑降
(総合斜面・ナチュラル)
ここで言う、急斜面・中急斜面・不整地・総合斜面の解説をすると
- 急斜面:25〜30度(上級レベル)
- 中急斜面:20〜25度(中〜上級レベル)
- ナチュラル:ちょっと荒れた整地
- 不整地:コブになっていたりする斜面
- 総合斜面:斜度変化などがある斜面
となります。



1級では中急斜面以上が主戦場になるので、2級よりワンランク上のスピードコントロールが必要になることがわかります。
なお4種目のうち、大回り・小回り・不整地小回りの3種目は長年ほぼ変わらない一方、4つ目の種目は時代によって入れ替わってきた歴史があります。
かつて総合滑降だった種目が一度「横滑り」に置き換わり、その後また総合滑降に戻る、という変遷を経てきました。
ジャッジが見ている3つの観点と1級の評価基準
後ほど、各種目の評価の観点はお伝えします。
まず大回りの観点だけお伝えすると1級は2級と文脈上、評価の観点は大きく変わりませんが下記にて比較してみてください。
- 3つの基本動作(ポジショニング・荷重動作・エッジング)の習熟度
- ターン始動のポジショニングの習熟度
- スピードとターン弧のコントロールができているか



観点自体は同じ部分もありますが、グレードアップしている部分もあります。1級で問われる「合格ライン」がグッと上がります。
スピードを維持したまま板のズレを減らし、急斜面でも安定して滑る「滑りの質」そのものが1級では問われます。
しれっと「ターン始動のポジショニングの習熟度」が追加されています。



「そんなの無理…」と思うかもしれませんが、土台さえ作れば誰でも近づけます。
スキー検定1級・種目別の合格のコツと落ちる原因
スキー検定1級全種目共通:「ズレの少なさ」がジャッジの評価を左右する
1級のパラレルターン大回りはダイナミックパラレルターンの導入段階です!
急斜面にも対応したターン始動のポジショニングやカービング操作を利用したコントロールが必要になってきます。



フルカービングして!って言いたいわけじゃないので注意してくださいね!
パラレルターン大回り:ズレを抑えた荷重
- 3つの基本動作(ポジショニング・荷重動作・エッジング)の習熟度
- ターン始動のポジショニングの習熟度
- スピードとターン弧のコントロールができているか
【合格する滑り】
大回りで評価されるのは、単に大きな弧を描くことではなく、急斜面でスピードをコントロールしながら左右対称の丸いターン弧を作り続けられるかです。
「迎え角」を意識してエッジングで抵抗を作り、板全体を使ったなめらかな加重でスピードを制御します。
急斜面では重力の影響で加速しやすくなりますが、ズレを使いすぎると1級では評価が伸びにくいため、トップからテールまで板全体を使ったコントロールが求められます。
- スピードを乗せたまま、
左右対称のターン弧を描けている - トップからテールまで板全体を使い、
ズレを最小限に抑えている - 上下動を使い、板が走る量・
ズレる量を自分で調整できている - 切り替えで両足がしっかり揃っている
- 段々スピードが上がってくる(暴走傾向)
- テールだけを大きくズラして減速している
- 左右のターン弧のサイズに差がある
ベーシックパラレルターン小回り:トップからのズレの少ない切り替えが鍵
【合格する滑り】
小回りは、ターンの切り替えのリズムが不安定になりやすい種目です。急斜面でスピードが出すぎると、無意識にテールを大きく振ってブレーキをかけてしまい、板全体を使ったズレの少ないターンから遠ざかってしまいます。
一定のリズムで、板のトップを毎回同じタイミングで谷側に向けていく感覚を持つと、ターン弧が安定しやすくなります。
- 一定のリズムでターンを刻めている
- 板のトップから動かし出し、
ズレを最小限に抑えている - スピードを維持したまま
小さいターン弧を続けられる
- テールを大きく振ってブレーキをかけている
- リズムが崩れ、だんだん速くなる
- 上体が遅れて後傾になっている
パラレルターン小回り(不整地):「2つ先のコブ」を見る目線がカギ
【合格する滑り】
1級で最も苦手意識を持つ受験者が多いのが、この不整地(コブ)です。原因の一つが「目線」にあります。
目の前のコブだけを見てしまうと、次の動きへの準備が遅れ、リズムが崩れて弾かれてしまいます。常に「2つ先のコブ」を見る意識を持つだけで、ライン取りとリズムが大きく改善するケースが多くあります。
- 常に2つ先のコブを見て
ライン取りができている - コブの吸収・伸ばしで
衝撃を吸収できている - リズムを崩さずに滑り続けられる
- 目の前のコブしか見えておらず対応が遅れる
- 板が跳ねてコントロールを失う
- スピードが出すぎて弾かれる



困ったら「目線」の意識!おすすめです。
総合滑降:斜面変化に対応する構成力がカギ
【合格する滑り】
総合滑降は「フリー滑降」とも呼ばれる自由演技の種目で、コース全体の起伏・斜度変化に対応しながら滑る構成力が問われます。
最初から全力で飛ばすのではなく、斜面への適応→安定した滑走→終盤までスピードを維持、という流れを意識して滑ると、全体としてまとまりのある演技に見えます。
- 斜面変化に応じてターンの
大きさ・リズムを切り替えられる - 終盤までスピードを落とさずに
滑りきれている - 演技全体に一貫した構成がある
- 序盤に飛ばしすぎて終盤に失速する
- 斜度変化への対応が遅れてバランスを崩す
- リズム変化でミスをする



フリー演技はリズム変化でミスをしないようにしましょう!
1級で落ちる人がやってはいけないNGと、当日の注意
年齢を重ねるほど、重心が後ろに落ちる「後傾」の癖が出やすくなります。
これは筋力の低下というより、骨盤の向きや心理的な要因(スピードへの恐怖)が絡んでいることが多く、精神論で「前に乗ろう」と意識するだけでは改善しにくい部分です。
1級は「スピードを出せば評価される」検定ではありません。
制御されたスピードの中でいかに正確に滑れるかが評価されるため、体力に頼った滑りよりも、正しいポジションと技術の精度を磨くほうが結果的に近道になります。



事前講習で指摘されたことを、本番直前に全部やり直そうとするのは逆効果。直前の大改造より、これまで練習してきたことを信じて、いつも通り滑る方がおすすめかな。
スキー検定1級合格を引き寄せる練習法・ドリル
2級ではテール中心にズラして減速する滑りもある程度通用しますが、1級はトップからテールまで板全体を使い、ズレの少ないターンが求められます。
まずは緩斜面でズレを抑えた大回りを繰り返し、「板全体を使う感覚」を体に入れましょう。



テールだけを出すイメージは、できるだけ早い段階で無くしたほうが良いと思います。
事前講習では、検定員から直接「何が足りないか」を指摘してもらえる貴重な機会です。自己流で練習を続けるより、早い段階で客観的な評価を受けることで、遠回りを防げます。
受験者の多くは「不整地(コブ)」を苦手とする傾向にあります。私たちの指導現場でも、1級を受ける方の多くがコブをほとんど練習しないまま受験日を迎えているのが実情です。苦手種目を最後まで放置せず、優先的に時間を割いて対策しましょう。



私はコブが得意だから教えてあげるよ…笑(お申し込みはこちら)
各種目を個別に練習できるようになったら、本番同様に通しで滑走する練習を取り入れましょう。
緊張感のある中で普段通りの滑りができるかを事前に確認しておくことで、当日の動揺を減らせます。おすすめは実際に検定バーンとして使われるコースを事前に滑っておくことです。



ま、僕は本当の実力が知りたかったので初見のコースでクラウン受験し合格しましたけどね(ドヤ)
独学で不安なら:スキー検定1級対策の選択肢
ここまで紹介したポイントを一人で全て修正していくのは簡単ではありません。特にコブは、正しいラインと動きを最初に体で覚えるまでに時間がかかりやすい種目です。
SnowHubのレッスンでも、「1級を受けるためにコブをなんとかしたい」という理由で来られる方は多くいらっしゃいます。
屋内のSnova新横浜スキーレッスンでも、人工の不整地に対応したコブ対策のレッスンを行っており、そこで身につく重心操作は、整地の滑り全体の底上げにもつながります。



一人での練習に伸び悩みを感じたら、オンライン予習や対面レッスンを組み合わせるのもおすすめです。
\ 8月・9月・10月 の毎週第一週末開催 /
スキー検定1級に関するよくある質問(FAQ)
スキー検定1級には何回くらいの受験で合格できますか?
個人差が大きい部分ですが、各地の調査では1級合格までの平均受験回数はおよそ2回程度というデータもあります。
年齢に関係なく合格している方も多いので、回数を気にしすぎず、一つずつ課題をつぶしていく姿勢が大切です。
1級と2級の違いは何ですか?
2級は中斜面〜中急斜面での基礎パラレル(大回り・小回り)とシュテムターンの3種目ですが。
1級は急斜面が中心の4種目(大回り・小回り・不整地小回り・総合滑降)に増え、「ズレの少ない、板全体を使った質の高いターン」がより厳しく求められます。
練習期間・滑走日数の目安はどれくらいですか?
経験や体力によって差が大きく、一概には言えません。2級合格から短期間で合格する方もいれば、数シーズンかけてじっくり取り組む方もいます。
特にコブは短期間での上達が難しい種目なので、早めに練習を始めておくと安心です。
1級の受験に専用の板は必要ですか?
ショートの板(男性なら165cmくらい)が1本あれば十分です。モデルとしては一般的に上級者モデルに近いものをおすすめいたします。
2級を持っていれば誰でも1級を受検できますか?
2級合格に加えて、受検年度内に事前講習を修了していることが条件です。事前講習は一度受講すればそのシーズン中は何度でも有効です。
まとめ|1級合格の4つのポイント



1級はポイントさえ押さえればクリアできます!LINEでは1級合格に役立つハウツーを限定配信中!









