【なぜ止まれない?】スキーのハの字で止まらない原因3つと解決法

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スキーをハの字にしているのに、なぜか止まれない……そんな経験はありませんか?

「ハの字にすれば止まれる」と教わったのに、実際にやってみると全然効かない。焦ってもっと大きく開こうとすると、今度はバランスを崩してしまう。

そんな「分かっているのにできない」状態は、多くの初心者が通る壁です。

実は、ハの字で止まれない原因は「形を作ること」ではなく「エッジを立てること」ができていないことがほとんどです。この違いが分かると、止まれない理由がスッキリ解決します。

この記事では、1,000人以上の初心者を指導してきた経験をもとに、止まれない原因のタイプ別診断・即効ドリル・やってはいけないNG動作を丁寧に解説します。特に「何度やっても止まれない」と感じている方に読んでほしい内容です。

ゲレンデに行く前にこの記事を読んでおくだけで、止まれる確率が大きく上がります。ぜひ参考にして、安全なスキーデビューを飾ってください。

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目次

ハの字で止まらない本当の理由:「エッジで雪に抵抗を与えられていない」が大事

多くの人は「ハの字を大きく開けば止まれる」と思っています。でも実際は、開く「形」だけでは止まれません。

ワタル

彫刻刀使ったことありますか?思いっきり深く掘り込みたい時、かなり抵抗を感じると思います。

桃子

スキーもエッジで雪に対して抵抗を与えています。より強く抵抗を与えると減速できます!

スキーで止まる仕組みはシンプルです。板の両側についている金属の刃(エッジ)が雪に食い込むことで、摩擦が生まれて止まります。ハの字を作ること自体は、このエッジを立てやすい体勢を作る手段に過ぎません。

つまり、「ハの字=自動的に止まれる」ではなく「ハの字の体勢でエッジを使って止まる」が正しい理解です。形を作っていても、エッジが雪に食い込んでいなければブレーキは効きません。

ワタル

「ハの字にしたのに止まれない」という方の大半は、形は作れているんですが、エッジが立っていないんです。足首やひざの使い方が少し変わるだけで、びっくりするくらいすんなり止まれるようになりますよ。

まず確認|あなたが止まれないのはどのタイプ?

1,000人以上の初心者を指導してきた経験から、止まれない原因には大きく3つのパターンがあります。自分がどのタイプかを先に把握しておくと、解決がずっと早くなります。

タイプ①|スピードを出しすぎている

最もよくあるパターンです。自分が思っている以上にスピードを出してから止まろうとしているため、ハの字にしてもブレーキが追いつきません。

初心者のうちは「ちょっとゆっくりすぎるかな?」と感じるくらいのスピードでOKです。ハの字でブレーキをかける練習は、まず「超ゆっくりな速度→止まる」の繰り返しから始めるのが正解です。

ワタル

超低速でもOK、明らかに自分がハの字を作り停止できた!と行く感覚ととにかく掴んでください。

タイプ②|ハの字の形は作れているのにエッジが立っていない

見た目はハの字になっているのに止まれない、というのがこのパターン。足を開くだけで、ひざが外に逃げてしまってエッジが立っていない状態です。

ひざを軽く内側に絞り込むことで、板の内側のエッジが雪に食い込みます。「内またでグリップする」イメージを持つと感覚が掴みやすいです。

タイプ③|目線が下で体重が後ろに逃げている

目線が足元(板)に向いてしまうと、自然と上体が後ろに倒れ込みます。体重がかかとに乗り、エッジが効きづらくなってしまいます。

このような状態を後傾(後ろ重心)といいます。

目線は進行方向・少し前を見るのが基本です。足元を見たくなる気持ちはよく分かりますが、目線を上げるだけで体のバランスが整い、ブレーキが効きやすくなります。

ワタル

現場でよく見る止まれないパターンのトップ2は「スピード出しすぎ」と「目線が下」です。この2つを直すだけで、多くの方がすぐ改善されます。

ハの字でスキーを止めるコツ|3つのポイントで覚えよう

原因が分かったところで、実際に止まるための体の使い方を3つのポイントに絞って解説します。

STEP

かかとを「外へ・下へ」押し出す

つま先を軽く合わせたまま、かかとを左右に開くように押し出します。板のテール(後ろ側)を開くイメージです。足全体を開こうとするより、かかとだけを動かす意識の方がハの字が作りやすくなります。

STEP

ひざを軽く内側に絞り込む(エッジを立てる)

ハの字の形を作ったら、両ひざを少し内側に向けます。「内またでグリップする」イメージで絞り込むと、板の内側のエッジが雪に食い込んでブレーキが効きます。ひざを外に開いたままでは、エッジは立ちません。

STEP

目線を前に向けて上体を安定させる

板を見ようとして目線が下がると、上体が後ろに倒れてブレーキが効きにくくなります。目線は進行方向・少し前を見るのが基本です。体重がつま先側(板の前方)に自然に乗り、バランスが安定します。

ワタル・桃子

どこよりも丁寧に止まり方の解説をしています。

ゲレンデで使える練習ドリル|成功体験を積み重ねよう

「いきなり斜面でやろうとして止まれない→怖くなる」の悪循環に入らないために、練習の順番がとても大事です。成功体験を少しずつ積み重ねることが、上達の最短ルートです。

ドリル①|平坦な場所でハの字の「ブレーキ感覚」を作る

まずスキー場の平坦なエリアで練習します。ポイントは「何もしなくても自然に止まる」ではなく、「ハの字を作って能動的にブレーキをかける感覚を覚えること」です。

少しストックで漕ぎ動き始め→ハの字を作ってエッジを使って止める、という動作を繰り返します。「自分の力で止めた」という感覚が身につくまで、ここで十分練習しましょう。

桃子

多くの人はしばらく練習すれば問題なくできます!平坦なところで止まれないと斜面に行くと危ないよ

ドリル②|ほんのわずかな斜面で「超ゆっくり→止まる」を繰り返す

平坦で感覚が掴めたら、ほんのわずかな斜面(「斜面に見えるかな?」くらいの角度)に移ります。自分が思う以上にゆっくりなスピードで滑り出すのがコツです。

「ちょっとスピードが出たらハの字で止まる」をひたすら繰り返します。止まれた=成功体験。それが積み重なったら、少しだけ斜度や速度を上げていきます。この繰り返しが最も確実な上達法です。

ワタル

「もっと速いスピードでも止まれるはず」と先を急がないことが大事です。自分が思う以上にゆっくりのスピードで練習するのが正解。成功体験が増えると、体が自然と覚えていきます。

ドリル③|最初からハの字の形で斜面に入る

慣れてきたら、斜面に入るときから板を揃えるのではなく、最初からハの字を作った状態でスタートする練習をしましょう。

板を揃えたまま斜面に入るとスピードが出てから止まろうとすることになります。ハの字の形でスタートすれば、スピードのコントロールが最初から効いた状態で練習できます。

やってはいけないNG3選|止まれない人に共通する悪癖

止まれない初心者に共通するNG動作を3つまとめます。心当たりがないか確認してみてください。

NG①:スピードが速すぎる状態でブレーキをかけようとする
スピードが出てから止まろうとしても、ハの字のブレーキでは追いつきません。「超ゆっくり→止まる」の練習を先にしっかり積みましょう。

NG②:目線が足元(板)に向いている
足元を確認しようとして目線が下がると、後傾になってエッジが効きません。目線は前を向くのが基本です。

NG③:自分の実力より急な斜面に入ってしまう
「止まれないかも」と感じる斜面には最初から入らないことが大切です。急斜面ではハの字の開く量がさらに必要になり、かつ後傾になりやすく転倒のリスクが高まります。止まれる自信がついてから斜度を上げましょう。

ワタル・桃子

「止まれないかもしれない斜面には最初から入らない」これが安全なスキーの大原則です。止まれる場所でしっかり練習→自信がついてから斜度アップ、この順番を守ってください。

万が一止まれなかったときのために、安全な転び方・起き上がり方も覚えておくと安心です。

よくある質問

ハの字を大きく開けば開くほど止まりやすいですか?

開く量は大切ですが、大きく開くだけでは止まれません。ひざを内側に絞り込んでエッジを立てることが必須です。開いてもひざが外に逃げていれば、エッジは立たないのでブレーキになりません。

桃子

ハの字を作った時にスキーを自分の方向に傾ける、というと少しイメージできるかも!

斜度がきつくなると急に止まれなくなるのはなぜですか?

急斜面では重力が強くなるため、同じようなハの字の大きさエッジの動作では減速が追いつかなくなります。

加えて、怖さから後ろに体重が逃げやすく(後傾)、エッジがさらに効きにくくなります。

急斜面で止まるにはハの字の開く量をより大きくするまたはエッジを介して接面に強く抵抗を与える必要があります。止まれないと感じる斜度には最初から入らないのが安全です。

ハの字で止まれるようになったら次は何を覚えればいいですか?

止まる感覚が身についたら、次はハの字のまま曲がる(ボーゲン)を練習しましょう。ゆっくりしたスピードでターンができるようになると、斜面でのコントロール力が一気に上がります。「止まる→曲がる→リフトに乗る(止まる→リフトに乗る→曲がる)」の順番で進めるのがおすすめです。

子どもの場合、練習方法で気をつけることはありますか?

基本的な順番は大人と同じです。平坦→わずかな斜面→少しずつ難度を上げるという「成功体験の積み重ね」が特に大切です。「ハの字を作れば勝手に止まる」ではなく、自分の力でブレーキをかけて止めたという感覚を体に覚えさせることを意識してください。そのためにも最初は「何もしなくても止まる平坦」ではなく、「ほんの少し動いてからハの字で止める」練習から始めましょう。

まとめ|ハの字で止まれない人がまず変えるべき1つのこと

ハの字で止まれない原因と解決策をまとめます。

  • 止まるのは「形」を作るだけではなくエッジで抵抗を与える。
  • よくある原因は「スピード出しすぎ」「目線が下」「エッジが立っていない」の3つ
  • 練習は平坦→わずかな斜面→成功体験の積み重ねの順が最短ルート
  • 止まれないと感じる斜面には最初から入らない

まず取り組んでほしいのは、超ゆっくりなスピードで「ハの字で止める」を繰り返すことだけです。この1つを徹底するだけで、体がブレーキの感覚を覚えていきます。

「読んだけど実際にやってみると不安…」という方は、正しいフォームを最初からインストラクターに習うのが最短の近道です。1回のレッスンで悩みがスッキリ解決することも多いですよ。

ワタル・桃子

もっと早く確実に止まれるようになりたい方は、オンラインレッスンや対面レッスンもご用意しています。ゲレンデデビュー前の予習にもおすすめです。

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この記事を書いた人

スキーヤーワタルのアバター スキーヤーワタル スノーハブ代表

オンラインショップのSnowHub(スノーハブ)をはじめ、オウンドメディアサイトも手がける。多くのスキーヤーに情報と商品をお届けします。

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