スキー検定(バッジテスト)2級の大回りの合格点のポイント

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「2級大回りで何度も落ちている」
「ターン孤の左右差が指摘されて落ちた」

こうした悔しい経験をしているスキーヤーは多いです。

実は、2級大回りは中急斜面という難易度の上昇に対応できるかがポイント。「暴走しない」「左右対称のターン孤を作る」といった採点基準を理解し、3つの基本動作を磨くことで、合格点に大きく近づきます。

評価の観点
  1. ポジション
  2. 荷重動作
  3. エッジング
  4. スピードコントロール
  5. 弧のコントロール

この5点を整えるだけで、多くの受験者が改善できる可能性があります。

私たちSnowHubはこれまで1000人以上を指導してきました。2級大回りの採点ポイントと具体的な技術を解説します。

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目次

スキー検定2級(級別バッジテスト2級)の種目・斜面・合格点

スクロールできます
種目斜面設定合格点
ベーシックパラレルターン・大回りナチュラル・中急斜面65/100点
ベーシックパラレルターン・小回りナチュラル・中斜面65/100点
シュテムターンナチュラル・中斜面65/100点
2級の種目
種目斜面設定
ベーシックパラレルターン・大回りナチュラル・中急斜面
ベーシックパラレルターン・小回りナチュラル・中斜面
シュテムターンナチュラル・中斜面

注目:大回りだけ「中急斜面」に設定されています。

他種目と同じゲレンデを使用することもありますが、大回りはスタート位置が上からになるなど、斜度を有効活用した試験設定になります。

補足:斜面の角度
  • 中斜面:15~20度
  • 中急斜面:20~25度

【重要】なぜ2級は3級より難しいのか:斜度への適応

2級大回りが3級より合格率が下がる理由は、単なる「難易度アップ」ではなく、急な斜度に対応した動作の精度が求められるから。

中急斜面(20~25度)では…

  • 重力の影響が強まり、ポジションがすぐに後傾になる
  • スピードが加速しやすくなる
  • タイミングのズレが即座に左右のターン孤差につながる

つまり、3級で習った「基本3動作」では足りず、急な斜度に対応した「荷重動作をタイミングよく」行うことが2級突破の鍵になります。

スキー検定2級・大回りの採点ポイント5つと基本3動作

スキーのSAJ(全日本スキー連盟)2級大回り(正式名称:ベーシックパラレルターン)の採点は、3名のジャッジが100点満点で採点します。

合格点は 65点以上が3名平均で必要(195点/300点満点)

採点ポイント5つに見えますが、実は ポジション・荷重動作・エッジング という3つの基本動作がすべてを決めます。

評価の観点(5つのポイント)
  1. ポジション
  2. 荷重動作
  3. エッジング
  4. スピードコントロール
  5. 弧のコントロール

具体的に何をしたらええねん!?

受験者の人は「何をしたらいいのか?」を以下にて詳しく解説していきます。

① 正しいポジションと安定したバランス(センターポジション)

センターポジションとは全身をリラックスさせた状態で、素直にスキーに体重を預けられるポジション

このようなポジションを取ることで筋肉が緊張しすぎることなく、スキーの上に楽に立つことができます。

ポジションが後ろ寄り(後傾)になると、スキー板を抑えたりコントロールすることが難しくなります。

ポジションが良くないと、どのような動作をタイミングよく仕掛けても効率が悪いです。最も重要な基礎といえます。

ターン中に生じる斜度変化や遠心力に対して、3関節(足首・膝・股関節)をバランスよく使い、センターポジションをキープする必要があります。

ワタル

イメージとしては、体重計の上に真っ直ぐ立つと体重が明確に表示されますが、斜めから乗ってしまうと少し軽くなってしまう感じです。

② 荷重動作:脚の伸展で次のターンへスムーズに

2級大回りで求められる荷重動作は、単に「外足に乗る」だけではなく、ターン後半から切り替えにかけて脚を伸ばす動き(ストレッチング)を活用することです。

このストレッチングによって…

  • ポジションを自動的にリセットできる
  • 次のターンで新しい外足へスムーズに荷重できる
  • 後傾になるのを防ぎ、安定したバランスが保たれる

結果として、ターンのリズムが安定し、左右のターン孤差が解消されます。

注意点

切り替えでハの字になるNG例

脚を伸ばすタイミングが遅れたり、意識的に切り替えようとしていないと、両足が開く(ハの字)になってしまいます。パラレルターンの基本が定着していない兆候です。

③ エッジングと迎え角:雪面からの抵抗をコントロール

ここがスピードコントロールと弧のコントロールの両方に関わる、最も重要な動作です。

「迎え角」とは、スキー板が進行方向に対してどの角度で向いているかを指します。この迎え角を調整しながらエッジング(板を立てる)を行うことで、雪面からの抵抗をコントロールします。

単にズレさせるのではなく、エッジングによる抵抗を使って…

  • 意図的にターン弧を作る
  • スピードを調整(制動)する
  • スムーズな加減速で一定のリズムを保つ

これができているかが、ジャッジの見どころです。

④ スピードコントロール:「暴走」ではなく「制御」

「スピードを出す=上手い」という勘違いをしている受験者が多いですが、2級大回りで評価されるのは「制御できたスピード」です。

中急斜面では重力の影響が強くなり、加速しやすくなります。だからこそ、迎え角とエッジングで意図的に減速し、ターンからターンへと安定したテンポで滑り降りることが大切です。

重要

スピード変動が急激でないかを見られます。上下動がぎこちない、または切り替えで加速・減速が激しい場合は減点対象。むしろ、ゆっくり制御された滑走の方が評価が高いことが多いです。

⑤ 弧のコントロール:左右対称で滑らかなターン孤

2級大回りで最も重視される項目。左右のターン孤のサイズ差が大きいと、即座に減点対象になります。

特に「谷回りから丁寧にズラして減速を作る」動作ができていない場合、片側のターン孤が極端に小さくなりやすいです。

より合格に近づけるのであれば下記の点も参考にしてください。

急にくるっと回らない

その場でテールを入れ替えてワイパーのように回したり、ただ斜めに直線的に滑るだけでは綺麗な弧にならず、減点(64点)の対象になります。

落下(谷回り)の時間を作る

スキーのトップがしっかりと下(谷方向)を向く時間を確保します。ターン弧に合わせて徐々にトップが内側を向いていくように操作し、それに合わせて体もついていかせます。

ワタル

ターン弧が均等だからといって加点にはなりません。最低限の基準というイメージです。

⑥ 外足への荷重:内倒を避けて安定したバランス

ターン中、身体が内側に倒れ込む「内倒」が出ていないか。外足に積極的に体重が乗り、ターンを支配できているか。内倒が出ると、次のターンへの切り替えが遅れ、左右差が生まれやすくなります。

スキー検定の採点基準は「スキル」だけではなく「再現性」を見ています。同じ技術を安定して繰り返すことが合格への近道です。

外足への荷重

ターン前半からしっかりと外足に体重を乗せ、板の面で足場を作りながら、ズレを伴ってスピードをコントロールします。外足に乗った安定したバランスが、左右のターン孤を対称に保つ鍵になります。

2級のベーシックパラレルターン大回りで合格する滑り

採点ポイント5つに見えますが、実はポジション × 荷重動作 × エッジングという3つの基本動作で全てが決まります。

中急斜面でこの3つが「同時に・タイミングよく」機能すると、自動的に…

  • 左右のターン孤が対称になる
  • リズムが安定する
  • スピードが制御できる
  • 足が自然に揃う
  • 外足に乗った状態が保たれる

逆に、これらのいずれかが欠けると、採点ポイント全体に悪影響を及ぼします。

【要注意】スキー検定2級の大回りで落ちる滑りの特徴

特徴① 左右のターン孤サイズに差が出ている(体の左右非対称が原因)

多くの場合、得意な方向のターンは孤が大きく、不得意な方向は孤が小さくなります。

これはポジションやポジションキープの左右差が原因。

一側は「外足に乗っている」が、もう一側は「内倒している」という状態などが考えられます。

特徴② 切り替えでハの字が出る

両脚を揃えるタイミングが遅い、または意識的に揃えようとしていないケース。パラレルターンの基本ができていない兆候です。

特徴③ 暴走する(「スピードを見せたい」心理が落とし穴)

「上手く見られたい」という心理から、ターン後半を短くしてスピードを落とさない滑走になっている。

ジャッジは「制御能力」を見ているので、暴走は即減点。むしろ、ゆっくり制御された滑走の方が評価が高いことが多いです。

よくある質問(FAQ)

Q1:「暴走」って具体的にはどういう状態?

ターンからターンへの間隔が短くなり、スピード調整ができていない状態。次のターンに入るまでに加速し続けている滑り方です。

合格者の多くは、ターンの間隔を意識的に作り、その間にしっかり減速しています。

Q2:左右のターン孤が異なる原因は?

左右のポジション差、または荷重動作(脚の伸展)のタイミング差が原因。身体の癖(得意な方向と不得意な方向)が顕著に出やすいのが2級です。

両足をしっかり揃え、毎回同じポジション・同じタイミングで脚を伸ばす動きを入れることで改善します。

Q3:2級大回りと小回りの違いは?

ターンサイズの大きさが主な違いです。大回りは中急斜面での大きなターン孤、小回りは中斜面での小さなターン孤を繰り返します。採点基準は共通(ポジション・荷重動作・エッジング)ですが、求められるスピード感が異なります。

Q4:ポジションの確認方法は?

動画撮影が最も確実。側面からの映像で「足首→膝→股関節」が適切に曲げられているかどうか?を確認します。

シンプルな自己チェック法としては、平地でジャンプして着地した時のポジションをキープできているか?なども判断基準になります。

Q5:2級に何度も落ちています。突破口は?

本番に意識することは1点に集中することをお勧めします。複数の課題を同時に直そうとすると、頭が混乱します。

「今回はポジション重視」
「次回は脚の伸展(ストレッチング)重視」
「その次はエッジングの角度に集中」

というように、1回の受検で1つのテーマに絞ると、改善速度が格段に上がります。

まとめ:スキー検定2級の大回りで合格点を突破するために

2級大回りの合格は、下記の「評価の観点」のもと「評価される滑り」を理解する必要があります。

評価の観点
  1. ポジション
  2. 荷重動作
  3. エッジング
  4. スピードコントロール
  5. 弧のコントロール

評価される滑りは「中急斜面で暴走を制御でき、左右対称なターン孤を作れるか」に集約されます。これは、ポジション・荷重動作(脚の伸展)・エッジングという3つの基本動作で実現できます。

複雑に見えますが、本質はシンプルです。何度も落ちている人は、この3つのいずれかが中急斜面での「タイミング」や「精度」で定着していない可能性が高い。1点に絞って集中的に改善することで、次の受検での合格可能性が大きく高まります。

SnowHub では、2級大回り突破を目指すスキーヤー向けに、オンラインレッスンと SnowHubスキークラブ(会員限定コンテンツ)を提供しています。

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