【もう怖くない】スキー急斜面のスピードコントロール術|暴走しない減速の5ステップ

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急斜面の上に立った瞬間、

「スピードが出すぎて怖い」
「足がすくんで動けない」

気づけば体が後ろに引けて、ズルズルと暴走してしまう。

あなたもそんな経験はありませんか?

実はこれ、運動神経やセンスの問題ではありません。これまで1000人以上を指導してきて分かったのは、急斜面で暴走する人のほとんどが「後傾(体が後ろに引ける姿勢)」になっているという、たった一つの共通点です。

逆に言えば、後傾さえ防げればスピードはコントロールできます。そしてその土台になるのが「どこでも止まれる」という安心感です。この記事では、急斜面でスピードを制御するための考え方と、暴走しないための5つのステップを、初心者にも分かるように順を追って解説します。読み終わるころには、急斜面への恐怖がぐっと小さくなっているはずです。

目次

結論:急斜面のスピードコントロールは「後傾を防ぐこと」が9割

急斜面でスピードが止まらなくなる原因は、突き詰めると後傾(体が後ろに引けた姿勢)に集約されます。

斜面が急になると、無意識に「怖い」と感じて体がのけぞり、目線も足元に落ちます。

すると板の真ん中に乗れず、エッジ(板の刃)で雪を削る力が弱くなり、ブレーキが効かなくなって暴走する

これが暴走の正体です。

つまり、急斜面でやるべきことはシンプルです。「後傾にならず板の真ん中に乗り、エッジで雪をしっかり削って減速する」。この記事の5ステップはすべて、この一点のために組み立てています。

ワタル

急斜面が苦手な人ほど「もっと上手いターンを覚えなきゃ」と思いがちですが、まず直すべきは姿勢です。後傾を止めるだけで、今持っている技術でも驚くほど止まれるようになりますよ。

急斜面に行く前に「どこでも止まれる」技術を身につける

急斜面で一番大事なのは、実は急斜面に行く前の準備です。

「自分はどこでも止まれる」という安心感がないまま急斜面に立つと、人は必ず怖くなって後傾になります。

逆に、確実に止まれる技術が体に入っていれば、心に余裕が生まれて後傾を防げます。クルマの教習でいう「急ブレーキ」をまず覚えるのと同じ考え方です。

自分が滑れる斜面で「横滑り」を完璧にする

まずは自分が余裕を持って滑れる斜面で、横滑りを練習します。緩斜面だと逆に難しいのでちょっと急な方がやりやすいです。

横滑りとは、板を斜面に対して横向きにしたまま、エッジで雪を削りながらゆっくり真下に降りていく動きです。これがすべてのスピードコントロールの土台になります。

ポイントは「エッジで雪をどれだけ強く削れるか」。雪を削る力が最大になるほど、ブレーキが強くなります。シャーッと雪を削る感覚をつかむまで繰り返しましょう。

「板を揃えて止まれる」を身につけてから急斜面へ

横滑りができるようになったら、次は板を揃えたまま、好きなタイミングでピタッと止まれることを目指します。

「自分はどこでも、いつでも止まれる」と言い切れる状態になってから、初めて急斜面に挑戦してください。

この順番を守るだけで、急斜面での恐怖は大きく減ります。

ワタル・桃子

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急斜面でスピードをコントロールする5ステップ

準備ができたら、いよいよ急斜面での滑り方です。ここからの5ステップは、すべて「後傾を防いで、エッジで雪を削る」ために繋がっています。順番に意識していきましょう。

STEP
視線は「前」を見る

足元を見ると、つられて体が前にかがみ、結果的に後傾になります。視線は足元ではなく、これから進む谷側の少し先へ向けましょう。目線が上がるだけで自然とバランスが取りやすくなります。

STEP
腰高・センターポジションで後傾を防ぐ

急斜面で怖いとお尻が落ちて後傾になりがちです。腰を高く保ち、すねでブーツの前側を軽く押すイメージで、板の真ん中(センター)に乗りましょう。後傾さえ防げれば、暴走の大半は起きません。

ワタル・桃子

感覚としては「前に乗る」感覚でOKだと思います。前に乗ってるつもりでも後ろになっているケースがほとんどです。

STEP
外足にしっかり荷重してエッジを噛ませる

ターンの外側の足(外足)に体重をかけると、エッジが雪面に食い込み、安定して減速できます。両足均等や内足重心になると板がバタついてコントロールを失うので、「外足で踏む」意識を持ちましょう。

STEP
テールをズラして「丸い弧」で減速する

急斜面では、板を真下に向けず、テール(板の後ろ側)を横にズラしながら丸い弧を描いて滑ります。重力で落ちる力を「ズラし」で逃がすことで、暴走せずスピードを抑えられます。準備で練習した横滑りの感覚が、ここで活きてきます。

STEP
ターン弧を横に深くしてスピードを殺す

スピードを抑えたいときは、ターンを縦長ではなく横に深く取ります。斜面を横切る方向にしっかり回し込むほど、スピードは落ちます。怖いときほど「横に大きく」が基本です。

急斜面でやってはいけないこと

暴走を防ぐために、急斜面で避けたいNG行動をまとめました。これらはすべて「後傾」と「エッジが効かない状態」につながります。

  • 後傾になる(体が後ろに引ける)……すべての暴走の根本原因。
  • 足元を見る……目線が落ちて後傾を招く。
  • 板を真下に向ける……ズラしが使えず一気に加速する。
  • エッジを立てず雪を削れていない……ブレーキが効かない。
  • 準備不足でいきなり小回り……まずは横滑りと大きめのターンから。

恐怖を感じると、人は本能的に後傾になり目線が下がります。だからこそ「視線を上げる・板の真ん中に乗る」を意識的に行うことが、急斜面攻略の鍵になります。

急斜面のスピードコントロールに関するよくある質問(FAQ)

急斜面とは何度くらいの斜面ですか?

SAJ(全日本スキー連盟)のテキストでは、斜面はおおむね斜度で区分されており、緩斜面が約0〜14度、中斜面が約15〜24度、急斜面が約25度以上とされています。一般的なスキー場で「急斜面」と感じるコースは、この25度前後から上の斜面が目安になります。

怖くて足が止まってしまうときはどうすれば?

その場合は、無理に滑り出さず一段戻ることをおすすめします。自分が確実に止まれる斜面で横滑りを繰り返し、「いつでも止まれる」という安心感を取り戻してから、少しずつ斜度を上げていきましょう。恐怖心は、技術と安心感が追いつけば自然に小さくなります。

急斜面で減速のコツを一つだけ挙げるなら?

「ターンを横に深く回し込む」ことです。スピードが出て怖いときほど、板を真下に向けず、斜面を横切る方向に大きく回す。これだけでスピードは確実に落ちます。

まとめ:急斜面は「止まれる安心感」から攻略できる

急斜面のスピードコントロールは、特別な才能ではなく順序で身につきます。最後にポイントを振り返りましょう。

  • 暴走の原因はほぼ「後傾」。視線を上げ、板の真ん中に乗る。
  • 急斜面に行く前に、横滑りで「どこでも止まれる」安心感をつくる。
  • 外足荷重でエッジを噛ませ、テールのズラしと深いターン弧で減速する。

まずは焦らず、自分が滑れる斜面で「確実に止まれる」技術を固めることから始めてください。それが、急斜面への恐怖を消す一番の近道です。

ワタル・桃子

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「独学でも上達できるけれど、後傾の癖は自分ではなかなか気づけない」──これは多くの方が抱える壁です。最短で急斜面を克服したい方は、SAJデモンストレーター上野桃子監修のレッスンもご検討ください。

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この記事を書いた人

スキーヤーワタル スノーハブ代表

オンラインショップのSnowHub(スノーハブ)をはじめ、オウンドメディアサイトも手がける。多くのスキーヤーに情報と商品をお届けします。

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