【スキー】コブ斜面を滑るときによくあるミスケースを解説してみた

「コブで後傾になり後ろにひっくり返ってしまう」
「気づいたら外足が流れてバランスを崩している……」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、コブが滑れない原因の多くは
「ポジションのミス」
「エッジングの弱さ」
に集約されます。
これらを放置したまま練習しても、
なかなか上達のきっかけは掴めません。
この記事では、プロの視点からコブでよくあるミスを徹底解説し、それを克服するための最強の練習メニュー「急停止」の具体的なポイントを紹介します。
この記事を読めば、コブの中で自在にスピードコントロールするための第一歩が踏み出せます。
桃子いつもスクールでコブを専門にレッスンしている私の経験からお伝えするよ!
こんな方におすすめの内容です。
- バッジテスト1級のコブ対策
- コブで暴走する
- まずはコブじゃなくて整地で練習したい


この記事はクラウンプライズ取得済みのスキーヤーワタルとSAJデモンストレーター経験がある桃子によるスキーハウツー記事です!
1. コブでよくある「3つのミスケース」
コブ上達を妨げる主な原因は、大きく分けて3つ!



まずは自分に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
① 後傾ポジションでの「発射」


一番多いミスが、ポジションが後ろに遅れてしまう「後傾」です。
コブの凸凹を乗り越える際にお尻が下がると、そのまま加速して制御不能になります。
後ろに飛ばされる(発射する)最大の原因になります。
② 外足が体から離れる「逆三角形」のスタンス


コブの切り替えで外足が自分の体の外側に逃げてしまうケースです。
- 足元が「逆三角形」の形に開いてしまう
- 外足に体重が乗らず、内足荷重(内倒)になる
- 荷重バランス(理想は外9:内1)が崩れる
③ 軸がブレる「体ツッコミ」


荷重でターンするのではなく、上半身や頭を振り回して無理やり曲がろうとするエラーです。
自分の体や頭を倒して軸を強引に持っていこうとするため、次のコブへの対応が遅れてしまいます。
2. 弱点を克服する練習法「直滑降からの急停止」
これらのミス、特にエッジングの弱さを解消するために欠かせないのが「急停止」の練習です。
「ただ止まるだけ」と思われがちですが、ここにはコブ攻略の極意が詰まっています。
急停止練習の3つのチェックポイント
- 一発で止まる: ズルズルと下に流れず、1回の動作で「ドン!」と止まりましょう。
- 体の向き(正対): 止まった時に体が横を向かず、しっかりと谷側(フォールライン)を向いていることが重要です。
- 雪しぶきの量: エッジを立てて雪を削り、雪しぶきを遠くに高く飛ばすイメージで行います。
なぜ「急斜面」で練習するべきなのか?
意外かもしれませんが、緩斜面よりもある程度の急斜面で行う方が効果的です。
- 理由: 緩斜面だとエッジを立てた際に逆エッジになりやすく、転倒のリスクがあるため。
- メリット: 急斜面の方が「エッジを噛ませる」感覚を掴みやすく、実は怪我もしにくいです。



中級者コースくらいでいいと思います。
3. 次のステップへ繋げる「テールジャンプ」の意識
重心移動の練習として「テールジャンプ」を取り入れるのも有効ですが、やり方には注意が必要です。
テールジャンプは「上げる」のではなく「上がる」もの
一生懸命、筋肉を使ってテールを無理やり持ち上げる必要はありません。
斜度のある場所でポジションをストンと前に送り出すことで、結果としてテールが浮き上がるのが理想的な形です。
まとめ
コブ攻略の近道は、派手なテクニックを追う前に「基本のポジション」と「止まる力」を磨くことです。
- 後傾を直す: パワーポジションを意識し、お尻が落ちないようにする。
- スタンスを安定させる: 外足が逃げないよう、荷重バランスを意識する。
- 急停止を極める: 急斜面で一発で止まり、体は常に谷に向ける。
まずは整地の急斜面で、一発で「ザッ!」と雪しぶきを上げられるか試してみてください。
これができれば、コブの中でも確実にスピードを制御できるようになります。
コブでよくあるミスケース完全対策
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この記事はクラウンプライズ取得済みのスキーヤーワタルとSAJデモンストレーター経験がある桃子によるスキーハウツー記事です!







