スキー上達法【初級者向け】上下動を意識してプルークボーゲン
この記事を通じて学べることは「上下動」です
「上下動」はスキーの必須テクニックの一つと言っても過言ではありません
ただ、スキーに乗って雪を削るだけでは強い力を生み出すことは出来ません
ケースバイケースで上下動が不必要な場合もありますが、この段階では気にしなくてOKです
今回、学んでもらいたい動きは
こんな感じで滑れたらOKです
(がぞう準備中)
前回のレッスンまでに「止まり方」「曲がり方(連続ターン)」「基礎知識」を学んできました
今回は「曲がり方の目標」+「上下動」です
上下動を意識してプルークボーゲン【今回の目標】
上下動の特徴や目的を簡単に説明すると
ターンをしながら
- スクワットのように動く(立つ&しゃがむ)
- より強い力をスキーに伝える
- 上下動によってリズムを掴む
- 初めのうちは、ターンとターンのあいだに間が多少できてもOK
という感じです
ただ、動けばいいというわけではなく上下動を通じてターンの質を高めることが目的です
この記事で説明するターンの質とは「エッジング」「バランス」「運動のリズム」です。
もっと簡単に言うと
- 雪を削る(切り刻む)
- スキーに乗っているバランス
- ブランコのように途切れのない運動
という感じです
スキーで上下動を練習する方法(バリトレ)【STEP1】
いきなりプルークボーゲンで実践してみるのもOKです。自信がある方はこちらをクリックして読み飛ばしてください
まずは導入のためのバリエーショントレーニング(バリトレ)を紹介します
プルークボーゲンやバリトレの意味がわからない人はこちらを確認してください
この辺りから使われ始める専門用語解説もこれから紹介するバリトレの中で解説しています
スキー上達法【上下動】:プルーファーレンで上下動を練習
プルークファーレンとはこういう動きでしたね!覚えていましたか?
今回は、上のgif動画のようにただファーレンをするだけでなく「上下動」をさせながらやってみましょう!
\今回の動作/
上下動の結果目線が下がってしまわないことに注意してください
- これまで以上に強く踏めた
- 制動距離が短くなった
- より強く雪を削る感覚が身についた
専門用語解説
荷重 | スキーに対して体重をのせること |
---|---|
加重 | スキーに対して自らの力を用いて圧力をかけること |
抜重 | スキーに加わっている重さを抜くこと |
スキー上達法【上下動】:プルーファーレンで上下動の発展②
- 開く時にしゃがむ
- 閉じる時に立ち上がる
これをプルークファーレンで繰り返し行ってください
ブランコを漕ぐ時、リズムは止まりませんよね!それと同じイメージで常に動き続けることを意識して動いてみましょう
\動作のイメージ/
スキー上達法【上下動】:真下に滑り片足だけプルーク③
緩斜面で練習してください
- 足を出すタイミングでしゃがむ
- 足を戻すタイミングで立つ
これを左右両足交互に行います
【Point】
- 大きく動く
- できるだけ多くの雪を削る
- できるだけ真下に滑る(曲がってしまってもOK)
- 胸は谷方向へ向け続ける
身体(胸)が開いたスキーのトップ方向に向いてしまうと、確実にターンになりますのでご注意ください
めっちゃわかりやすく言い換えると
乳首とおへそを常に斜面下(フォールライン)に向ける意識してください
スキーに対して圧力をかけて行くことを「荷重」、反対に力を抜いていくことを「抜重」といいます
この場合に置き換えると
- 足を出すタイミングでしゃがむ=荷重
- 足を戻すタイミングで立つ=抜重
となります
\専門用語解説/
荷重 | スキーに対して自らの力を用いて圧力をかけること |
---|---|
加重 | スキーに対して体重を乗せること |
抜重 | スキーに加わっている重さを抜くこと |
フォールライン | 斜面下方向のこと(ボールが転がっていく方向) |
荷重や加重は人によって表現方法や漢字にした時の違いが出る部分ですが、当サイトではこのように区分しておきます
レッスンを通じて気をつけてほしいポイント
- しゃがんだ時にお尻が落ちてしまう
- 後傾
ファーレンで上下動:ステップアップの目安
【次のレッスンへ】
- 上下動をする際の身体の動かし方がわかった
- ある程度リズムよく動けた
- 動くだけでなく、上下動のおかげで雪を削る感覚が強くなった
- 上下動をすると後傾になってしまう
- 動かし方がわからない
- 上手く動けなかった
スキー上達法【上下動】:プルークボーゲン【STEP2】
実際にここからは
- 緩斜面で
- プルークボーゲンを使い
- 上下動してみる
という段階に入ります
前回のレッスンまでに利用した専門用語にはリンクを付けています。意味わかんねーって思った場合、参考にしてください
スキー上達法【上下動】:山回り1ターンだけ
まずは山回りのみで上下動の感覚を掴んでもらいます
ターン技術の導入は基本的に山回りが谷回りより簡単だからです
山回り1ターンで止まってしまうと思いますがそれでOKです
山回り1ターンで練習する際のポイント
先程の練習
今回の練習
片足だけでプルークをして真下に滑り降りた練習を次は曲がってもらいます
ポイントをおさらいすると
- 足を出すタイミングでしゃがむ
- 足を戻すタイミングで立つ
これを左右両足交互に行います
【Point】
- 大きく動く
- できるだけ多くの雪を削る
- まっすぐ滑り降りて曲がる
- 胸は進行方向へ向け続ける
変更点は赤字の部分だけです
上下動を使い1ターンができれば次へ進んでください
スキー上達法【上下動】:ターンをつなげてみる
ここからは本格的にターン運動になります
- 真っ直ぐ滑り降りる(ファーレン又は直滑降)
- 上下動を伴う山回り(曲がりすぎない)
- 立ち上がる
- 上下動を伴う山回り(曲がりすぎない)
という流れでやってみましょう
本来はできるだけ、谷回りの部分からエッジングしてほしいですがこの段階ではあまり気にしなくてOKです(間を作ってOK)
理想の動き
練習の動き
スキーに対して加重して反発で抜重している間に板の向きを次のターンへとつなげましょう
トランポリンで例えると着地している部分が荷重、飛び跳ねている部分が抜重になります
さらにスキーを履いたままトランポリンをしていると仮定すると、飛んでいるときならいくらでも板の向きを変えられそうじゃないですか?
とりあえずこの段階ではそういうイメージでOKです
少し違うかもですが、間を作る=トランポリンで空中の時間を長くするというイメージです
\専門用語解説/
直滑降 | フォールラインに向かって真っ直ぐ斜面をすべること |
---|---|
フォールライン | 斜面下方向のこと(ボールが転がっていく方向) |
スキー上達法【上下動】:途切れのないリズムを身につける
ターンをつなげる際、リズムよく動くことで途切れのないきれいな連続ターンになります
前のターンのちからを利用して次のターンに活かすことができればグッとパラレルターンへ近づきます
トランポリンで連続ジャンプするときは常に動いていますよね、本来リズムが途切れてしまっては効率が悪いのです
ボリュームが大きくなってしまうので、とりあえず「上下動はリズムよく行うこと」という部分だけ知ってください
\専門用語解説/
パラレルターン | 両足平行に揃えて滑走する方法、初級スキーヤーにとって憧れの滑走技法 |
---|
ステップアップの目安
【次のレッスンへ】
- 上下動を使いプルークボーゲンができた
- 動くことでターン中より強い力で踏めた
- リズムよく行うことが大切だと理解した
- 上下動をすると後傾になってしまう
- 連続でターンができない
上下動を意識してプルークボーゲン(まとめ)
上下動の練習【今回の目標】
- ターン中に上下動を使う感覚が理解できた
- 動くことでターン中より強い力で踏めた
- リズムよく行うことが大切だと理解した
確認問題
スキーに体重をのせたり筋力によって雪面に働きかける力(加重はただ体重を乗せるの意味で使うこともある)
スキーにのせている体重を抜くこと
フォールライン
関連レッスン
前回のレッスンを確認
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この記事で利用したスキー専門用語
スキーに対して自らの力を用いて圧力をかけること |
スキーに対して体重を乗せること |
スキーに加わっている重さを抜くこと |
斜面下方向のこと(ボールが転がっていく方向) |
荷重 | スキーに対して自らの力を用いて圧力をかけること |
---|---|
加重 | スキーに対して体重を乗せること |
抜重 | スキーに加わっている重さを抜くこと |
直滑降 | フォールラインに向かって真っ直ぐ斜面をすべること |
フォールライン | 斜面下方向のこと(ボールが転がっていく方向) |
パラレルターン | 両足平行に揃えて滑走する方法、初級スキーヤーにとって憧れの滑走技法 |
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