ゴーグルが絶対に曇らないネックチューブの選び方と裏ワザ|スキーヤー用アイテム販売者が解説

スキー中にゴーグルが曇って視界が悪くなり、ヒヤリとした経験はありませんか?
実はその曇り、「ネックチューブの使い方」に原因があるかもしれません。
本記事では、スキー中のゴーグル曇りを防ぐネックチューブの装着方法や選び方、知られざる裏ワザまで詳しく解説します。
ゴーグルとネックチューブの組み合わせによって起こる曇りの原因を理解しましょう!
ネックチューブ×スキーでゴーグルが曇る原因とは?
呼吸による水蒸気がゴーグル内に侵入して曇る
ネックチューブを鼻の上まで引き上げて装着していませんか?
この装着方法では、
- 呼吸による暖かい空気(呼気)が上方向へ漏る
- ゴーグル内部に入り込む
- ネックチューブ内よりゴーグルの内側は冷えている
- 結露(=曇り)が発生。
というメカニズムで曇りが発生しちゃいます。
結論をお伝えすれば、ゴーグルの下にネックチューブを入れ込まなければ曇りにくくなります。
外気との温度差が結露を助長しゴーグルが曇る
スキー中は体温が上がり、呼気の温度も上昇します。
一方でゴーグルの外側は冷たい外気にさらされています。この温度差が大きくなればなるほど、水蒸気が結露してレンズが曇るのです。
スキー場からレストハウスに入った時にゴーグルが曇ったりした経験があるかもしれませんが、理論としては似ているかもしれませんね。
ネックチューブがゴーグルと密着していると曇りやすい
先ほど少し解説はしましたが、ネックチューブの上端がゴーグルに密着していると呼気が逃げ場を失い、ゴーグル方向に上がりやすくなります。
特にネックチューブで鼻を覆っている場合、この現象が顕著になります。
【チェックリスト】ゴーグルが曇りやすい装着方法をしていませんか?
- 鼻の上までネックチューブを上げている
- ゲレンデにいる間、常時ネックチューブをつけっぱなし
- ネックチューブの素材が厚手で通気性が悪い
- ゴーグルの曇り止め機能を過信している
- ゴーグルを滑走中に外して、首にかけたりしている
スキー中に曇らない!ネックチューブの正しい使い方
1. 鼻の下や顎までにとどめるのが基本
ネックチューブの上端は、口元〜鼻の下までにとどめましょう。こうすることで呼気がゴーグルに直接触れるのを防げます。
リフトに乗っている時や滑っていない時はコレでもいいですが、激しく滑るとなると鼻下または顎くらいで止めておくのがおすすめです。
デメリットとしては少しだけ肌が露出しますので防寒性能が下がり日焼け止めを塗っていないと日焼けのリスクなどがあります。

2. 休憩時は外すのがベスト
リフトの上や待ち時間やレストハウスでは、一時的にネックチューブを下げて換気するのも効果的です。ゴーグル内の湿気が溜まるのを防ぎます。
3. ゴーグルの下に差し込まない
ネックチューブをゴーグルの下に差し込むと、空気の逃げ道がなくなり曇りやすくなります。
ゴーグルとネックチューブの間に少し隙間を空けて、呼気の抜け道を確保しましょう。
日焼けなどのリスクは減りますが目の前が見えなくては滑走できないので危ないですよね。
【裏ワザ】ゴーグルの曇りをさらに防ぐ4つのテクニック
これまで数多くのネックチューブを販売し開発に携わってきましたが、絶対に曇りを阻止する素材というものに出会ったことはありません。
結局は着用する人がどのように利用するかで大きく変わります。
ゴーグルはしっかり乾かしてから使う
湿気が残った状態で使うと、結露の原因になります。スキー後は風通しの良い場所で乾燥させましょう。
曇り止めスプレーやクロスを併用する
定期的に曇り止め剤を使用することで、ゴーグル本来の性能を維持できます。ただし使用頻度は多すぎないように注意。
ネックチューブを予備でもう1本持つ
1本が湿ったら交換できるように、薄手タイプの予備を携帯しておくと安心です。
YouTubeでアンケートをとった結果、2枚以上ネックチューブを持っている人が多かったです。基本土日が休みでスキーに出かける方が多いようですね。
よくある質問(FAQ)
- ネックウォーマーでも同じように曇りますか?
-
曇る原因は基本的に同じです。密着性が高く、鼻まで覆うタイプであれば、呼気がゴーグルに届きやすくなるため注意が必要です。
- 顔まわりの防寒具でゴーグルが曇りにくいアイテムは?
-
ネックチューブが一番マシです。通気口があったりするバラクラバなども存在していますが、ネックチューブより厚手な分やはり曇り安いです。
まとめ|曇らないスキーライフを楽しむために
ゴーグルが曇る原因の多くは、ネックチューブの装着方法にあります。正しい使い方と製品選びを心がけることで、視界を確保し、滑走中のストレスを大幅に軽減できます。
スキーをもっと快適に楽しむためにも、ネックチューブは“ただの防寒具”ではなく、性能を意識して選びましょう。